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今後の蓄電池の余力活用契約における運用について

こんにちは、グリッド研究所 所長のまるおです。今回は 第105回 調整力及び需給バランス評価等に関する委員会(2025年1月28日開催) で議論された「今後の蓄電池の余力活用契約における運用」について、初心者の方にもわかりやすくまとめました。かなりボリュームがある資料なので、重要ポイントを中心に紹介していきますね。

そもそも何が議論されたの?

大きなテーマは、蓄電池の運用方法をどう定義・整備していくか です。再エネ拡大を背景に、揚水発電と同様に蓄電池を余力活用契約で使っていく方針が示されました。

なぜ蓄電池×余力活用契約が重要?

ストレージ式運用って何?

揚水発電のように、平常時は事業者が池水位を計画しておき、緊急時にはTSOが一時的に全体を動かせる仕組みです。リアルタイムでkW・kWhを把握するために専用線オンラインが必要。蓄電池にもこれを導入できれば、同様に効果的な余力活用が期待できます。
余力活用 出典: 今後の蓄電池の余力活用契約における運用について

具体的な運用の進め方

どの蓄電池が対象?

余力活用2 出典: 今後の蓄電池の余力活用契約における運用について

システム改修と今後の展望

余力活用3 出典: 今後の蓄電池の余力活用契約における運用について

まとめ

火力発電に依存しない調整力として、蓄電池はこれからますます注目されそうです。実際の運用方法やシステム対応がどう進むのか、グリッド研究所でもフォローしていきたいと思います。次期中給システムや同時市場の動きも含め、ぜひ一緒に見守っていきましょう。

参考資料